漣 千早

恋のゆくへは…
異人の少女と長州藩士の枢の男。この物語の冒頭は甘く、艶やかな場面ではあれやこれやと想像しては、にやけてしまいました。
“好きだ”という高杉の想いは本当に真っすぐで、甘い台詞や助けに行ったシーンは、ドキドキが止まりませんでした。
後半はとても切なかったです。このまま幸せになってくれるのかと思いきや、まさかあんな展開になるなんて…(涙)
【如何して、お前はお前なのだろう】
この文章に胸を締め付けられました。
奇跡が起きたりしないかな、良い方向に向かってくれないかな、と願う私でしたが、この文章に触れた瞬間、璃音さんが描かれた高杉さんにやられました…(笑)

以下はネタバレになるので、控えます…!

切なくて泣きそうになりましたが、とても素敵なおはなしでした。
もしもふたりが次の世界で出逢えたのなら、幸せでありますように。ただ、祈るばかりです。