黒き姫の仮面

作者佐藤 遊

真夜中、ネオンの光が射し込むそこに、
一人の、少女がいた。
少年は泣く。そして、懇願する。
――少女を、止めてくれと。

 








真夜中、







     ネオンの光が射し込むそこに、








 一人の、少女がいた。









  『あたしのこと、嫌いになった?』








    少年は泣く。そして、





  『お前のこと、嫌いになれねぇよっ。』





懇願する。






     少女を、止めてくれと。










フィクションです。

未成年者は真似しないでください。