作品コメント
ログインすると作品コメントが投稿できます
- まりこ
泣いちゃった!
久々にボロボロ泣けました。50を超えてる私ですが、軽い気持ちで読み始めたのに、2話目あたりからどんどん引き込まれて、ハラハラドキドキ手に汗握って涙ボロボロこぼして読みました。ハッピーエンドが好きなんだけど、苦々ハッピー(エンドじゃない)、ちょこっと前向きアンハッピー、とっても前向きアンハッピーと、こんなのもありなんだと、本当に久々に色々感じさせていただきました。まだ泣ける、まだ感じられる、まだ生きてるんだなあとしみじみしちゃいました。 - 恵沢りょう
いろいろな想いを乗せて、地球は今日もまわっている
よくドラマなんかで見るような、王子様が迎えに来てハッピーエンドになる、そんなことばかりがあるわけじゃない。
今日も地球のどこかで誰かが悩み、誰かがわずかな幸せを手に入れる。
そんな風に感じた短編集。
それぞれの主人公の抱える悩み。
それがとてつもく好転するのではなく、ほんのわずかに形を変える。
少し、幸せになれる。そんなストーリーが詰まってます。
どの話が好きか、好みはわかれると思いますが、私は3作目、「言葉にならなかったうた」を推します。
ただ、実を言うと4作目。
表題作ですが、重たい題材なだけにもう少し深みを感じたかった。
本当に個人の主観で申し訳ないのですが、★をひとつ減らさせていただきます。
リアルな心情。
読み終えた後に、沢山じゃなく少し頑張ってみようかなと思える一作です。 - あんず
ちょっと元気をもらえる短編集
短編集というものは意外と奥が深い。
別々の話ではなく、読者は続けて読んでいく。
同じような話ばかりが続いていれば読者は飽き飽きしてしまうし、全く統一性のない話が集まっていても困惑させてしまう。
その点、この作品はうまくまとまっている。
主人公がちょっと前を向くストーリー。
主人公の悩みはそれぞれ異なるが、どこか親近感が持てる。
きっと4つの話のうち1つくらい似たような感情に悩まされたことはあるであろう。
数十ページに人一人の気持ちの変化を描くことは簡単ではないが、それを可能にする魅力的なヒーローたち。
後ろ2つの作品のテーマは前書きにあるよう、確かに重い。
だが、そこに書かれているのは等身大の作者様で、作者様の考え方がぎゅっと詰まっている。作者様の応援歌。
気軽な短編集ではあるが、いっぱいに人間を感じられる一作。
そして読み終わった後、どこか温かい気持ちになれるはず。 - ナマケモノ
最高すぎるストーリー!!
どれも素敵なストーリーでした。
どのストーリーも吸い込まれてしまうようなお話でし
たし、情景が簡単に浮かんで来て大変読みやすい作品
でした。
また、話の内容もどれも透明感のある綺麗な作品であ
って、大変勉強にもなりました。
他の作品もあるようなのでまた見させて頂きますね。