『あの、図書室でお昼寝やめようか』
『なら、先輩の膝貸してくれます?』
翻弄される、甘いマスクと茶色の瞳。
『もう、黙って』
『年下のくせに、生意気』
図書室の常連は
今日も静かに目を閉じる。
『先輩、すき。』