筋書き忠次郎

作者桃谷いぬ

忠次郎と兄、杏太郎の話。杏太郎の歌付き。

忠次郎は真面目だった。どこまでいっても言われた通りのことしかできなかった。良く言えば毎日の芝居を台本通りにこなしていた。