作品コメント
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- 陽菜
惹きこまれる☆。・
読み始めてすぐに、物語の不思議な雰囲気に惹かれました。
細かく書かれた言葉を辿ると、その情景が浮かんでくるような文章です☆。・
どうなるのかな…
と思っていましたが、最後は・・・
とても素敵な作品でした☆。・・ - うのたろう
舞台から好き
SF。
近未来の荒廃した日本というイメージを持つ作品でした。
文化や秩序がむちゃくちゃになってしまった、そんな世界。
空は灰色。
日の光などめったにささない。
そういう舞台のイメージです。
そのなかで現在進行形で起こっている、歌姫シェイと謎の男・斗哉の恋。
それは、この世界で生きる人々のわずかながらの希望のようにも見えます。
まるで暗い酒場で、そこだけスポットライトがあたっているような感覚。
物語は、歌姫シェイの視点で描かれていきます。
謎の男・斗哉に街のうわさ。
明言はされていませんが。
日を追うごとにシェイは頭のなかで、そのふたつを確実につなげている。
構成力が高く、また見せ場等による読者サービスも満載。
「恋愛話に共感」というのではなく、物語じたいをたのしめる、そんな作品です。
あまりくわしくは書きたくないのですが。
ひっくり返るシーンは、個人的に大好きです。
漫画のような読みやすさもありますので、ぜひ一度読んでみることをオススメします。
きっと「くわしく書きたくない」理由がわかると思います。 - つきおか 晶
雰囲気に引き込まれます
謎の多い斗哉と付き合うシュイ。
聞いてしまったら、覗いてしまったら
何かを失いそうな気がする…
失いたくないからこそ
素直に聞くことの出来ない気持ち。
シュイの切ない心が伝わってきます。
色の表現など、言葉の選び方が
綺麗で、読み進めるごとに
独特の雰囲気にどんどん引き込まれて
いきます。
単なる恋愛小説とはまた一味
違った作品でした。
ラストの斗哉とシュイのやりとりが
素敵でした。
おススメです! - 瑠愛
美しい世界
謎の多い恋人トウヤと
シンガ―のシュイ
危険な街の闇に隠された真実が
二人をいつか引き裂くのでは…という焦りとともにページをめくりました
知れば知るほどに
苦しくなる
悲しくなる
そんな恋、一度は経験があると思います。
言葉のひとつひとつに余韻が残り
心にグッと迫ってくる表現がたくさんありました
描写もとても色遣いが綺麗で
独特の雰囲気が織りなす美しい世界観に圧倒されました - 月森ゆら
独特な空気感。
独特な世界観を思わせる描写は、作者様の個性なのでしょう。
惹き付けられました。
シンガーのシュイと、恋人の斗哉。
愛し合っているはずの恋人であるにも関わらず、自らの事については口にせずにはぐらかす斗哉。
そんな斗哉に対してシュイは不安を重ねるが……。
愛してるから聞けない。
失いたく無いから聞けない。そんなシュイの繊細な心理がよく伝わりました。
恋愛と一言では言えないアイデアとラストシーンも良かったです。
個人的に、長編としてじっくり読みたいなどと思った作品でした。
素敵な作品、ありがとうございました。 - 昂
失うのが怖くて
ある街のある店で歌う歌姫、シュイ。
そしてその恋人、トウヤ。
謎の多いトウヤに、シュイは不安で
堪らなくなる…
誰しも、大好きな人に嫌われるのが
嫌で、失うのが怖くて聞けないこと
たくさんあると思います。
このお話の主人公シュイも、そう。
信じているのに、でもどこか不安で。
愛しているからこそ、今の不安定な
関係でもいいから続いて行きたい。
そんな切ない気持が切々と語られた
お話でした。 - 亜希
哀愁 刹那 波乱 深愛
まず、この作品が醸し出す空気感
ページ配色の効果も加わり、
作者さま独特の世界が創られています。
シュイと斗哉の 危うく、でも確かな関係
個人的には
イ・ビョンホンの オールイン 運命の愛
の世界観に似たものを感じました。
ぜひ読んでみてください。 - 夏伐さやか
雪に濡れた心
どこか異国を思わせる、ミステリアスな雰囲気の作品。
付き合っているはずなのに、職業すらはぐらかしてしまう謎の多い彼。
気持ちが見えなくて、騙されているんじゃないかと悩む主人公の気持ちが切ないです。
瑠璃色のストール、ラベンダー色のニット…白い雪。
終始“色”が思い浮かぶ綺麗な作品です。