涼音

深い
たった20ページなのに、読み終えた今、すごく余韻に浸っています。

本来なら、誰しも親から愛をもらえるのに、玲にはそれがなかった。ゆえに、彼女の性格は歪んでいく。
けれど、玲は本当はただ寂しいだけなのではないか、と思いました。愛を求める方法を知らないだけなのではないかと。

そして、玲が嫌いな風鈴を持って彼女を待ち続ける圭の心も歪んでいると思いました。でも、そうでもしなければ圭と玲の世界は壊れてしまう気がします。

彼らの未来が気になりますが、世間的にはバッドでも、2人にとってはハッピーエンドであってほしいと思いました。