ほたる
感動
1から3まで先が気になり一気に読みました。どの小説よりも惹きつけられるものがあり、読み終わってしまったことが残念に思えます。それと同時にこんなに素敵な作品に出会えたことに喜びも感じます。散りゆく間際だけでなく全登場人物の生き様は、悲しいだけでなく美しさもあり、色々想像しながら読みました。幕末、、、彼らは若くして亡くなったけど誠を貫いて散っていった。自分には何か曲げられない事があった時同じように行動できるのか、そんな生き方が出来るのだろうかとか、今ある時間をちゃんと使えているのだろうか何てことも考えました。そして今生きているこの時がどれほど幸せで贅沢なのだろうと思いました。すべて想像でしか無いけれど、過酷だからこそ、あの時代だからこそ輝いていたものがきっとあったのだろうと思いたいです。この作品の最後のように、あの時代では結ばれなかった人が結ばれたりそんな未来があったらいいなと思いました。とても素晴らしい作品でした。