自分の時間を犠牲にして心配や不安を防ぐ瑠璃。そんな瑠璃と出会ったのは、時間を操る妖怪“アオ”。商売を手伝い、歴史を旅して、瑠璃は自分を取り戻すことができるのか。






満月の夜、

月の石を口に含んで願い事をすると

願いが叶うのよ。」


「一つを願うには一つを捨てる

それが妖のやり方だ。」





時を操りと言われるその妖は


いくつの時代を見てきたのだろうか


さあ、今日も命の代わりにあのへと戻ろう






※この物語は史実に基づいた完全なフィクションです。

 出てくる団体・人名・事件等は一切関係ありません。

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★表紙は廣瀬ミオ様に頂きました!ありがとうございます!