六華の約束《忠臣蔵編》

作者赤田ヤオ

気持ちが通じ合った磯貝正久と紫鶴姫。その二人を待ち受けているのは、主君の仇討だった。主君を選ぶか、恋人を選ぶか―――。
六華の約束の下巻です。






ひらひらと空から舞う雪は


俺達の約束の華



「最期は笑顔でを送ってくれ。」



その儚い華はただただ


お前の心のように白く


あの日の琴のように心地よく


そして


お前の命のようにしい









※この物語は史実に基づいた完全なフィクションです。

 出てくる団体・人名・事件等は一切関係ありません。

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