「膝枕して」と甘える彼が、「守ってやる」とカッコイイ彼が、「もう、いいんだよ」と優しく笑った___。
子供のように甘えん坊で
けれども大人の顔を秘めている
そんな、誰よりも私を愛してくれた人が
ある日
車椅子生活になりました。
「お願い」と膝枕を求める彼が、
「守ってあげる」とカッコイイことを言う彼が、
「もう、いいんだよ」
と、優しく微笑むのです。
「もう、十分だから……」
と___。
でもね、ハルさん。
「私は離れません、何があっても」
ーKiss with a wheelchair.ー