真紗美
暴君ネロ
ローマ皇帝 ネロ
誰もが知ってる名前。
イメージ的には短腹で気まま
知り合いにはなりたくないタイプで、名前を聞くだけで怖いイメージでしたが
本作を読むと
またイメージが変わります。
あどけない少年は
ただ母親の愛と信頼が欲しかった。
でも母親は自分を道具として
恐ろしい方法まで使ってコントロールしようとしている。
子供のまま皇帝という地位を受け
好き勝手して愛する女性を手に入れようとしても、間に入る母親。
マザコンであるネロ視点
母親から離れられない運命。
それを断ち切るまでの第一章。
ネロの行動を冷静に見て
その思慮の足りなさを、楽しむように書いている作者さんの顔も見えました。
読みやすくわかりやすい。
飽きさせず上手い。
第二章が気になる。
お正月休みに
ローマ史を覗いて見ませんか。