yuki

透き通る物語
初めにこんなことを書くのも何なんですが、素晴らしい物語でした。

まず最初の第一咲から続くのですが、第三咲までのかみ合わせが最高でした。

第二咲から第三咲の流れでもしやとは思っていたのですが、猫の話に触れ、読み終わって、なるほど、と思っていまいますよ。

話の流れがとにかく綺麗で、一つ一つの表現が透き通るように綺麗なので、キャラに感情移入するよりかは、物語に引っ張り込まれるタイプのストーリーでした。

第三咲の主人公の感情の揺れ具合も、程よく気持ちがよく、最後の語りには一見の価値ありです。

しかも作者であるクリス様のあとがきによると、アフターストーリーがあるとのこと。

個人的には監督との絡みを期待しています。

激励したのに泣いている部員に焦ってしまう監督のシーンにはちょっと笑ってしまったのですが、そんな監督に語る夢をゆっくり読みたいと思います。