月森ゆら
伝説のバレー部員
引退試合までの、ほんの数日間のお話。
バレー部員である3人の少女が、後輩達を入れても少ないチームでそれぞれの意志と思いを賭けて戦った最後の試合。
私は元バスケ部員ですが、読んでいて懐かしくて、ちょっとジワリと感動もしてました。
スポーツから生まれる仲間意識って、本当に強いと思います。
5年、10年と経って、50メートル走るのもやっとな年齢になっても、その頃に培った思いや絆は変わりません。
登場人物である彼女達を通して、その頃の出来事や、恥ずかしいくらい青くて一途だった自分を思い出した感じです。
じんわりと染みた一作。
それと、試合の描写!
臨場感もあって好きです。
全体的にまとまっていて、真に迫る部分もあったのですが、もう少し描いて欲しかったなーという気持ちがあるので、☆4つにしました。
でも好きだ(*^_^*)