作品コメント
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- 流星
バレーボール部・廃部寸前の危機から…
こちらも「昭和ソーダ水」さんのお題・スポーツということで読ませていただきました。
高校生で、スポーツ系の部活動を続けている子は多いです。
テレビなどでよく取り上げられるのは、都道府県大会の常勝軍団~全国大会常連チームとかです。
ですが部活の大部分は、地方の大会で一喜一憂。
最近は少子化に伴い、団体競技は部員不足で試合に出られなかったり、廃部の危機と隣り合わせです。
この作品に登場するバレーボール部も、そんな部員不足のチーム。
新入生の入部がなかったら活動休止→廃部の危機でした。
存続の危機を乗り越え、高校で最後の大会に臨む三年生部員たち。
その中の一人が、大会前の練習中に負傷!
せっかくの最後の舞台を目前にして、部内に動揺が走ります。
選手層の薄さをチームワークで乗り切ってきたチームに、亀裂が走りかけますが・・・。
部員百人単位のチームだったら、三年間玉拾いで終わってしまう子も少なくありません。
ですがこのような小さなチームですと、一人一人が主役となって、たとえ負けたとしても目標に向かって団結できる瞬間は大切なのだと再確認できました。 - 月森ゆら
伝説のバレー部員
引退試合までの、ほんの数日間のお話。
バレー部員である3人の少女が、後輩達を入れても少ないチームでそれぞれの意志と思いを賭けて戦った最後の試合。
私は元バスケ部員ですが、読んでいて懐かしくて、ちょっとジワリと感動もしてました。
スポーツから生まれる仲間意識って、本当に強いと思います。
5年、10年と経って、50メートル走るのもやっとな年齢になっても、その頃に培った思いや絆は変わりません。
登場人物である彼女達を通して、その頃の出来事や、恥ずかしいくらい青くて一途だった自分を思い出した感じです。
じんわりと染みた一作。
それと、試合の描写!
臨場感もあって好きです。
全体的にまとまっていて、真に迫る部分もあったのですが、もう少し描いて欲しかったなーという気持ちがあるので、☆4つにしました。
でも好きだ(*^_^*)