流星

バレーボール部・廃部寸前の危機から…
こちらも「昭和ソーダ水」さんのお題・スポーツということで読ませていただきました。

高校生で、スポーツ系の部活動を続けている子は多いです。
テレビなどでよく取り上げられるのは、都道府県大会の常勝軍団~全国大会常連チームとかです。

ですが部活の大部分は、地方の大会で一喜一憂。
最近は少子化に伴い、団体競技は部員不足で試合に出られなかったり、廃部の危機と隣り合わせです。

この作品に登場するバレーボール部も、そんな部員不足のチーム。
新入生の入部がなかったら活動休止→廃部の危機でした。

存続の危機を乗り越え、高校で最後の大会に臨む三年生部員たち。
その中の一人が、大会前の練習中に負傷!
せっかくの最後の舞台を目前にして、部内に動揺が走ります。

選手層の薄さをチームワークで乗り切ってきたチームに、亀裂が走りかけますが・・・。

部員百人単位のチームだったら、三年間玉拾いで終わってしまう子も少なくありません。
ですがこのような小さなチームですと、一人一人が主役となって、たとえ負けたとしても目標に向かって団結できる瞬間は大切なのだと再確認できました。