過去を隠すために、嘘で固めた自分。だがその恐怖は近づいてきていた。主人公は人を愛せないと言った、それは彼を守るものでもあった。

残業をする主人公は損な性格と、一人の寂しさを紛らわすため、夜のオフィスに残っていた。

仲良くなった同郷の叔父さんに弁当を作っていたのだが、体調を崩し代りに来た若い男性に、弁当を作ってほしいと頼まれた。

お金をくれるのならと、押され気味で作る羽目になった。

そんな彼と夜のオフィスで話をするようになり、心を許し始めた。

主人公には嫌な過去があった。

それを隠すために嘘で固めていったのに、彼にそれを壊され始める。

そして最悪の事がおきる。

嘘は、彼を守るものでもあったのだ。