LOVE HUNTER【完】

作者風音

モテ女のギャル系和葉は遊ぶ金欲しさで友達との賭け金に目が眩み、真面目系メガネ男子拓真を落とす事になった。ところが、デートの条件としてトンデモナイ事を言い渡され…




私はLOVE HUNTER



狙った男は必ず手に入れたモテ女。

容姿端麗の私に落ちない男なんていない。








…って言うか。


猫撫で声で可愛らしく愛想を振りまき、散々褒め上げた挙句にボディタッチで甘えりゃあ、男なんてイチコロに落ちた。



狙いを定めた男に女がいようが、オオカミ系女子の私には関係ないし興味がない。



男のハートを射止めきれていない女の方が、圧倒的に悪い。




そこまで男一人に拘らない。

男女の醜い争いなんて興味がない。

自分の欲を満たす事が出来れば、それだけで満足。




プライドの塊である私は、そう豪語して今日まで逞しく生きてきた。





ーーしかし、そんなある日。




『拓真を落としたら二万円あげる』




まるでゲーム感覚で金をチラつかせた友達の冗談を真に受けてしまい、運命を左右させられる事になった。





根っからの金の亡者である私は、友達との賭け金に目が眩み、狙いを定める事になったその二万円の男とは…。




ななな、なんと……。


年下の真面目系メガネ男子?👓





マジ…?


金が絡んだとは言え、真面目系のメガネくんなんてキョーミがないんだけど。







しかし、男一人を落とすなんてたやすい事だと思って簡単に賭けにノり、嫌がる拓真に無視され続けながらも、毎日ストーカーのようにしつこく追い回す。




一度狙いを定めたからには、努力は惜しまないし、冷たくあしらわれてもそう簡単には怯まない。

充実しているはずの学校生活の貴重な休憩時間は、彼一人だけに全て注ぎ込んだ。





拓真が落ちたら、友達から賭け金をゲットして、ソッコー捨てればいい。




彼の眼鏡のレンズが二枚の札束に見えていた私は、エベレスト級の高いプライドを捨て、鋼鉄の心臓を持ち、ツンデレな態度に我慢して割り切って近付く事にした。





だから、まだ無視され続けても全然平気。


どうせ、この男だって他の男と同じく私の魅力に取り憑かれて、いつかは落ちるに違いない。





そんな私が、金の為に努力を惜しまないその理由は…。



クラブに遊びに行きたい。

ブランドバッグや靴やアクセや流行りの服が欲しい。

美容院やネイルサロンにだって行きたい。




年頃で遊び盛りの私は、恋するよりも遊ぶ金の方が欲しかったから…。








ーーところが。


楽観的に考えていたあの時の想いとは裏腹に、日々の努力を重ねて小さく温めてきた恋は様々な障害に阻まれ…。


恋は簡単に手に入るどころか、まるで生き地獄のような想像を絶するほど険しい恋路を巡らされてしまう。








連載開始 2016/3/3

連載終了 2016/4/20

(原作141話 完)


修正開始 2017/10/26

修正終了 2018/7/28



この物語はフィクションです。

物語に登場する人物名は、架空のものとなります。

未成年の飲酒は法律で禁止されています。