過去が、有ったから
「会いたかった。」
「僕、杏が
だぁ~い好き♪♪♪」
「本当に、好きなんだな。」
変わらない、思いが有る。
「杏は、ただあの女から産まれて来ただけで
今は、戸籍も何も繋がりがねぇ。」
「俺は、あいつらを許さねぇ。」
「お前は、俺を裏切ったのか?」
許せない、思いが有る。
「ねぇ?
―――杏。―――?
許さないよ。
許せない。」
強い思いは、消えない。
存在だけを、愛して欲しかったから
存在してくれてるだけで、愛せると思ってたの。
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