不器用ロマンス㊦【完結】

作者高瀬なるみ

やっと過去から吹っ切れた美緒は、確実に前へと進んでいた。芽生えた新しい想い、変わる周り、ついに動き出し――、「そばにいてよ」出会いはきっと、運命だった。


全部受け入れて、

大切にしてくれたのは君。



――私たちは違いすぎて、

とても一緒にはいられない。



そう思うはずなのに、

この想いは止められない。


君がどうしようもなく好きなんだ。