芙佳
笑いあり涙あり、というか笑い、笑い、笑い、号泣。やられました。
オタクでヘタレ、だけどすっとぼけた明るさがとても愛くるしい主人公と、
腐女子でちょいS、だけど優しくて可愛いヒロイン。
この二人のキャラだけでも抜群に面白いですが、サブキャラや、地の文までが面白い。
マニアックなネタも満載。
正直分からないネタが多かったのですが、楽しく読めました。これを読んで、元ネタを読んでみたいと思えました。
冒頭から笑いに押されて押されて、ラストには号泣。
読み手を泣かせてやるぞ的な書き手の気負いが見えてしまうと感情移入出来ないのですが、
最後まで主人公の気持ちで訴えかけてくるものを感じました。
泣かないでいたい、という気持ちが伝わってきました。