作品コメント
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- むにえな
ちょうちょ娘と桜の木
テンポ良く展開される恋愛物語でした。
よい恋模様が楽しめると思います。
ギャグやノリはけっこう楽しめました。
グラディウスやクラナド(あるいはたんぽぽ娘)などのネタがあったりと、知っている人は思わず笑えるのではないでしょうか。
ただし、元ネタを知らないとついていけない箇所も多いかもしれません。
登場人物の名前に序盤でやや混乱しましたが、メインキャラが固まるのが早いのですぐに慣れるかと思われます。
会話において、だれの発言か迷うところがありました。
登場人物が増えたり視点が変わったりすると、状況が分かりにくくなる部分もあるのは残念です。
文章のテンションは高いのですが、恋模様として見ると初々しくてかなり好感触を受けました。
終盤の展開は、全体の流れを考えると急な感じを受けました。
伏線が少なかったのかもしれません。
展開に合わせて文体を無理に変えたりせず、一貫した雰囲気で心情をすくい取ったのは良かったと思います。 - 梨藍
不器用な純愛
三人称で語られていく世界に、あっという間に引き込まれてしまいます。
思わず笑ってしまう、作者様のセンスは秀逸です。
が、ただお笑いだけでは終わらない。
その、笑いにそっと隠されたオタクな少年と腐女子の本当の気持ち。
この物語は、一度読んでからもう一度初めから読む事をお勧めします。
結末が判ってしまったからこそ、見えてくる真意があります。
その“心”に触れた時、一度は笑ったシーンに心を揺さぶられることでしょう。 - 芙佳
笑いあり涙あり、というか笑い、笑い、笑い、号泣。やられました。
オタクでヘタレ、だけどすっとぼけた明るさがとても愛くるしい主人公と、
腐女子でちょいS、だけど優しくて可愛いヒロイン。
この二人のキャラだけでも抜群に面白いですが、サブキャラや、地の文までが面白い。
マニアックなネタも満載。
正直分からないネタが多かったのですが、楽しく読めました。これを読んで、元ネタを読んでみたいと思えました。
冒頭から笑いに押されて押されて、ラストには号泣。
読み手を泣かせてやるぞ的な書き手の気負いが見えてしまうと感情移入出来ないのですが、
最後まで主人公の気持ちで訴えかけてくるものを感じました。
泣かないでいたい、という気持ちが伝わってきました。 - 星崎すず
あの名作が桜色となり再び
Hiro*Rose様の短編小説「君は蝶になった」
儚く美しく感動的な傑作です。
この繊細な作品を男性作家様がどのようにリメイクするのか、非常に楽しみでした。
原作の煌めきや透明感を彷彿させる文学的な描写を織り混ぜつつも、基本は遊び心満載の軽快なラブコメ風味。
更新される度、別物としての魅力を堪能しました。
ヒロインのゆり音に健康美さえ感じてしまうほど、若い二人は作品の中で生き生きとしていました。
しかし終盤に差し掛かった時、その空気が一変します。
やはり、来てしまった……。
原作のラストの、胸の最奧がチクチクと痛みながらも文章から目を逸らせず震えたあの感覚が蘇りました。
確かに違う感性の色で描かれてはいるのですが、むしろそのギャップが生み出す緩やかな同調が涙を誘います。
違う方向から涙が流れて来るようで、原作の記憶が呼ぶ涙と混ざり、大きな感動となりました。
桜の下の蝶は少年を想う少女が残した影か、少年の心が作り上げた幻想か。
問い掛ける私の胸中で、蝶はただ静かに舞っています。 - まぐろ
あとがき
作者です。
ここにあとがきを書くなんて誰が思い付いたか??天才だな笑(←天才病発動)
Hiro*Roseさん、リメイクの話受けてくれてありがとうございます。ゆり音腐女子だし……にじかけまで登場するし……ほんまやりたい放題やらさせてもらいました。
遊園地のシーン。当初は会話が弾まない二人を想像してました。からまわりする桜と口数少ないゆり音。でゆり音が無理しなくてもいいよってなるはずでした……が、二人ともよーしゃべる笑。魚座の桜と(性格上)牡牛座のゆり音。波長が合うんでしょうね。
二人は書いて楽しかった。
橘は、意外にファンもついて嬉しかったです。いや、二枚目ってほとんど書く事ないんっすよ。だからちゃんと格好よく書けてるか不安で、不安で笑
橘と山口さんの話は、番外編で書きます。本当は、本編で出したかったけど、流れが掴めなかった。
しかし、四季シリーズ春……長引いてしまった。十月とはさすがに……ねぇ……
原作のHiro*Roseさん。ネガポジの柘榴さん。そして、最後まで読んでくれた方々ありがとうございます。