梨藍

不器用な純愛
三人称で語られていく世界に、あっという間に引き込まれてしまいます。

思わず笑ってしまう、作者様のセンスは秀逸です。

が、ただお笑いだけでは終わらない。

その、笑いにそっと隠されたオタクな少年と腐女子の本当の気持ち。

この物語は、一度読んでからもう一度初めから読む事をお勧めします。

結末が判ってしまったからこそ、見えてくる真意があります。

その“心”に触れた時、一度は笑ったシーンに心を揺さぶられることでしょう。