「腹……減ったなぁ」
オレはキャンバスに頭を預け
もたれる
何日食べてないかなぁ
確かこの間売れた絵の
ささやか~な金で
ベーグル食べたきりか?
「死んだ方がマシかも」
オレがハ、と
力なく笑った時だった
「だったら
私の屋敷に来てちょうだい」
と、流暢な日本語が
頭上から降ってきた
え?パリで日本語??
オレはゆっくり顔を上げる
そこには、まだ少女と呼べそうな
あどけない笑みがあった
(本文より)
本当にありそうでなさそうな
でも確かにあった話
作者憧れの
フランスを舞台に書いた
絵描きを目指す青年と
天真爛漫で可憐な少女との
儚く優しい
夢のような
純愛ストーリー
作者は実際にフランスに
行ったことないので
フランスと雰囲気が違っても
苦情は受け付けません(笑)
何度も申しますが
この作品のコピーや貸し出しは
おやめください