前世の記憶がある私は、
可笑しいですか?
前世‥‥‥仏教に於いて、この世に生まれてくる以前の世。
私は、私であって、私でない。
前世の私と現世の私。
二つの記憶が入り雑じり、
何が私で、何が前の私なのか。
そんな事も判らなくなり、
私は崩壊の一途を辿る……
筈だった。
「僕は、望むならいくらでも力を貸すよ?」
「「面白そうだし、付き合ってあげるよ。」」
「もっと、お前らしく生きれるようにしてやる。」
「私はいつでも側にいてあげるからね?」
「宜しくお願いします?」
私達の出会いの物語