「ちょ、ちょっと!!」思わず俯くあたしの耳元で「なに照れてんだよ?」面白そうに囁く悠馬さん。
黒いスカジャンに、あたしと同じダークブラウンの短髪
緩めのデニムに、黒くてゴツいナイキ
左耳にはフープピアスが1つ
首元にはシルバーのネックレス
目が合った瞬間、衝撃が走った
周りの音なんか入ってこないくらい、惹かれてた
時が止まるって、あのことを言うのかもしれない
誰よりも意志の強そうな目であたしを見つめるあなたに
身動きひとつできなかったのを覚えてる
目が離せなかった
あの日から毎日、あなたに恋してる