帰り道に本屋さんへ寄った女の子が、ある日運命的な出会いをする話。
忘れられる運命なんてあるわけない。
耳が、目が、覚えている。
びりびりと電気が走るような運命じゃなくとも、それは確かに運命的な出会いだったのだ。
けれどそれは確かに、偶然でもあるのである。