子供の頃の話だ。まだ性別なんて関係なく、遊べた頃の話。
「満おじさん」
そう言って笑いながら近寄ってくるあの子が、たまらなく愛しかった。まだ愛も恋もわからなかったけれど、この気持ちが特別なものだと気付いていた。だから、誰の手にも渡したくなかった。
もうなりふり構ってられないと決心して、僕はあの子のことを愛することを誓った。
「神様、どうか」
あの子に幸福を。だなんて、神様に縋るしかなかった。
どうかどうかと願いをこめて、キスをした。
子供の頃の話だ。まだ性別なんて関係なく、遊べた頃の話。
「満おじさん」
そう言って笑いながら近寄ってくるあの子が、たまらなく愛しかった。まだ愛も恋もわからなかったけれど、この気持ちが特別なものだと気付いていた。だから、誰の手にも渡したくなかった。
もうなりふり構ってられないと決心して、僕はあの子のことを愛することを誓った。
「神様、どうか」
あの子に幸福を。だなんて、神様に縋るしかなかった。
どうかどうかと願いをこめて、キスをした。