性少年とプラトニック少女【完】

作者明日央

彼は爽やかで綺麗で、優しい人だった。

「は…離して…」
「やだ」
「なんで?」
「…ん?…寂しいから」

でも、いつも違う女の子を抱く最低な人。



結局君は、誰も

好きじゃないんじゃない。





「麻生さん、もうちょっとだけ俺のこと甘やかして?」



爽やかで優しい彼は

可哀想な××××だった。


彼に溺れていく情けない私。