全てを諦め、仲間の前から去った涙を襲う、新たな悲劇。全ては愛する者の為に。涙は運命に抗うことすらも、諦めたはずだった。
ずっと、一緒にいれると、信じて疑わなかった。
いつから、だったっけ。
全てに、諦めるようになったのは。
全てが、どうでもよくなったのは。
ただ、幸せに過ごしたかった、だけなのに。
もう俺は…
何も望まない。
望んでも叶うことなんて、ないことを知ったから。