麗羅

きれいでした。
この小説の感想を一言で言うならば『きれいでした』

地球が滅びる…終末を題材にした作品はたくさんありますが、この作品は『終わり』より『始まり』を感じるものがありました!

地球の最後に茜色を、夕日を見たい。その一心で地上を目指す二人に深く共感しました。
時代背景はドラ○もんが現れるころかと思うのですが…(笑)
決してただの空想話ではなく、本当に将来起こりうることかと思えるくらいリアリティに溢れていました。


人類は、生物は、地球という母体が壊れてしまえば呆気なく死んでしまいます。
呆気なく死んでいくだけの人生だったのか、それとも意味のある人生だったのかは、最後に『何をしたか』が決めることなのでしょう。

作史とあかねはきっと、一番きれいで美しい人生を手に入れたのだと思います!