中学3年~冬④~

作者よしえ

中学3年~冬④~

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あの日から私はどんどん元気になっていった。食欲もかなり良くなって、顔色もよくなった。


あれから毎日優ちゃんと学校に行くようになった。ちゃんと手を繋いで。


優ちゃんは何もなかったように振る舞ってくれる。私が気にしないように。


横を向けば優ちゃんがいる。そんな毎日が私に安心と勇気を与えてくれた。


「今度デートしようか」


優ちゃんが言った。


「どこにいくの?」


「水族館。親父が割引券くれたんだ」


「本当に?私、イルカ見たいなぁ!!」


「何でもごらんあれ。」



水族館かぁ……久しぶりだなぁ!!何着て行こう!!久しぶりにご褒美をもらった気分でうきうきの私。本当に楽しみ。