茜色すぐる

僕だったら…
ねぇ、少なくとも…

少なくともさ、僕らが生きる上で南の島に夢を見る事ほど、面倒でやりきれない事ってないんじゃあないかい?

隣に腰を下ろしたサングラスの豚が勝手に僕の赤ワインをひと口飲んでから、そう言ってニヤリとした。


そんな感じ。
すっごくそんな感じ。

追記された部分だけが妙に現実的で逆にそれが例の話の非現実性を強めている。

僕なら、

何処かの南の島で楽しく暮らせたなら、多分きっとすぐ喧嘩別れだね☆