滅びた世界に、たったひとつ残ったココロ。
僕は、それを守りたかったのに・・・。
真っ直ぐな愛と限りない哀しみを描いた物語。
- 最終更新日
- 2007/06/26
- 作品公開日
- 2007/06/17
- ページ数
- 完結 97ページ
- 文字数
- 11,651文字
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作品コメント
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- 華月
すごい 一言で言うとすごく好きです。 レビューの難しい作品てあるのですが、この作品も形容するのがとても難しい。でもすごく好き。 淡々とした語り口が時々痛さを感じさせる。 ファンタジーのようであり童話の匂いもする。 その文章は文学的な香りもする。 読んでいて胸の奥がぎゅっと痛くなる。 その中には愛や優しさも描かれている。 この作品は好きなので 自分自身かなり影響されています。 影響されすぎてすいません。
- 茜色すぐる
本当は主張せず、ただ其処に在り続ける。 本当に純粋なモノというのは、汚されても純粋であり続けるのだ。 本当の文学とは、他者がどれだけ文学ではないと言い張っても文学なのだ。 しかし、誰かが「僕は(あるいは私は)汚れてなどいない」と自身で世に叫んでも、誰も耳を貸しはしない。 本物とはそうやって他者に主張しない事を、皆は無意識に知っているからだ。 物語は無情で、飢えていて、乾いていて… なのに強く暖かい。 まさかまた、文体、構成うんぬんを飛び越えての★5つのレビューを書かされる作品に出会うとは…(もう一作はA氏著の実話闘病作品) この大橋という作家は、本当に怖い。
- namata
ビリビリくるよ この世界観 むかしむかし大説と中説と小説がありました。大説は、書き手が一生かかって書くほどの量(毎日のトイレや歯を磨く描写もカットしない)なのでさすがに誰も書かなくなったし、もちろん読まなくもなりました。中説は、その間なのですが、大説がなくなった瞬間にその意味や存在意義を失いました。 さて、 この空気感とビリビリするような世界観はただ事ではないです。 描写や設定の説明などの大胆な引き算の完成度とバランス感覚がすさまじく、詩的でもあり、文学的でもあり漫画的でもある。 おそらく、この作品の作者名を伏せても誰か書いたかわかるよな個性に少しだけ嫉妬。少しだけだからね!