結記芽

平凡の中の非日常
『よく覚えていない』

このフレーズ。

そうだ、このよく覚えていない部分に罪があったり、今につながる何かがあるんだ。

それなのに人は、平凡な毎日の中に起きる非日常な出来事や妄想に気をとられる。
今日を作ったのは、そこじゃなくて、意識もしていないような、物語にもならないような部分だったのに!!

と、やけに興奮。

読後のモヤモヤは、この短編の続きを書きたくなるような、『私はこう読んだ!』と叫びたくなるような、まさに作者の迷路にはまった感大アリの私でした。