namata
ハロー注意報
同じことを思いついて、料理したところでほどんどのひとの作品は犬も食わないようなおそまつな仕上がりになると思いますが、この人の手にかかるとこうなりますよという。
ハロー注意報だけで3本書けたら本物のだと思います。 という期待とプレッシャーを込めて5。
――というのを書いた6月の頭。その時は短編でした。
なんだか、うかつに読むと引いてしまいそうなぐらいの頭の良さとセンスの良さと、バランス感覚の良さを感じました。
このセンスの前にして、あとの細かい整合性なんかを気にするのは野暮です。
とにかく、
完全にドアと窓を開けて外側を向いている、この明るい梅雨入り前の空のようなこの作品は好きです。ハロー....。――と書いてから4か月もたったんですね。
繊細さに裏付けされた豪快で力づよいハズし方や、どこまでバカなこと書いても隠しきれない知性にただただ嫉妬。
恋人、友達、親というこじんまりと纏めた3本にも期待たけど、そんなものはほかの誰かが書いたらいいんじゃないのかなとか、そんな風に
数回爆笑しました。
それって、とんでもないことです。