しき

誰かを採点する
いつもあっと驚く、わたしの想像力では予想もつかない結末を用意されている作者様。

今回もどんな最後が待っているのだろうとドキドキしながら読ませていただきました。

結果はやっぱりわたしの想像の範疇を越えていました。


“誰かを採点する”

日常の中で度々訪れるこの場面。

いつもはなにげなくやっていることだけれど、採点される側にとっては人生を揺るがすほどの影響を与えてしまうこともあるんですよね。

この作品を読んだ後、わたしの頭の中に浮かんできたのは、今年導入されたばかりの裁判員制度のこと。

これも誰かを採点する一つの場面ですよね?

この作品を読んで、人を裁くことの恐怖がより現実に、身近なものとして感じられるようになりました。
制度について考えてみようと思うきっかけにもなりました。

この作品に出逢えたことに感謝します。