加藤小石

渋い
私の大好きな音楽系の話とあって、一気に読み切りました。

バンドに明け暮れる主人公とその周囲の人間達に関わる物語。

この作品の一番の特徴は主人公が過去の回想を私たち読者に向かって語るという形式がとられている点です。

それがこの作品独特の場末のバーのような雰囲気を醸し出しています。

これが渋くてたまらないですね。

主人公のモノローグが伏線になっているのも読者を飽きさせないポイントです。

まだ完結していないのでかなり先が楽しみな作品です。