帝紀1512年。

第七帝星の王女、ローティシアンが出奔した。


籠の鳥はもう嫌だ。

自由がほしい、

広い世界を見たいのだ。


ボロい貨物列車で逃げるつもりが、彼女が潜りこんだのは銀河の星々を結ぶ銀河鉄道の中でも動く宮殿と名高いSL、コメットオブオリエントだッた。だが、ある男に助けられ逃亡は成功する。彼はこう、うそぶいた。


「僕の名前はセンタウラ、セラとでも呼んでくれ。

僕の願いを聞いてくれるなら、コメットオブオリエントの艦長としてどこへ移動するにも不自由無いようにしよう。僕の願いを聞いてくれるね?」


同意の握手を求める男の手は透き通り向こう側が見えていた・・。


ファンタジーです➰色んなとこを旅する設定なので色々なテイストを楽しめる作品にしたいです🎵✨