2回目の恋人。

作者神崎 詩歌

初めて好きになった、君。



たったひとつの想いさえ、叶わない。



一緒に生きたい。そんなささやかな願いすら、



私たちには絶対にできない。



時間が止まっても、強い君。



何もないくせに、生きる弱い私。



将也、



どうして傍にいてくれるのですか?



どうして君は



そんなにも温かいのですか――?