初めて好きになった、君。
たったひとつの想いさえ、叶わない。
一緒に生きたい。そんなささやかな願いすら、
私たちには絶対にできない。
時間が止まっても、強い君。
何もないくせに、生きる弱い私。
将也、
どうして傍にいてくれるのですか?
どうして君は
そんなにも温かいのですか――?