知佳

独特な雰囲気を持つ和風ファンタジー
何度読んでも、その描写で映し出されるリアルで美しい風景にうっとりしてしまいます。

細かく表現されているので読んでいてもうお腹いっぱいです。
どちかといえば台詞が少なく、文章で魅せている、という感じで素敵でした!

もう和風ファンタジーは大好きなので読んでいて心に染み渡りました(*^^*)

“声”が聞こえても、強くあった母のようになりたい。
鬼といった男性との出会いによる心の成長。

読んでいるときは一体どんな終着点を見せるのかと気になってページを捲っていたので、ラストの部分で心が温かくなりました。

表現や書き方、それらによって独特な、この物語に雰囲気が醸し出されており、短編でありながら読み応えもあります。


是非和風好きな方には読んでほしいです。