鬼は帰なり
2010.08.18 公開
和風ファンタジー
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- 最終更新日
- 2010/08/22
- 作品公開日
- 2010/08/17
- ページ数
- 完結 46ページ
- 文字数
- 14,375文字
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作品コメント
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- 神水紋奈
本当の鬼は…… 美しい物語です。 村人に疎まれながら生きる母と娘。 その、娘の物語。 おぼろげな空気の中で、木々が生い茂り、美しい自然があち らこちらに広がっている。 そんな情景が眼に浮かぶのは、作者様が丁寧に描写している からでしょう。 時折言葉がおかしいのがきになりましたが、全体的に美し かったです。 恐ろしい姿の鬼と出会う雛。しかし、本当の鬼はいったい誰 だったのでしょうか。 これから、というところで終った感がありましたが、良い余 韻に浸ることができました。 素晴らしい物語をありがとうございました。 何も悪くない母子に泥や石を投げつける村人、盗賊――そん な中でも、鬼は本当に美しかった。
- ひな
そこにある風景 時代は昔、場所は山の中。 見えるのは覆い茂る緑、 香るのはむせ返るような土の匂い、 感じるのは肌を撫でる冷たい空気。 主人公雛には母親しかいない。 その母親が病に伏せている今、雛は一人で山に分け入る。 勿論心細いが、それ以上に村の人を怖いと感じるから、彼女は一人で山菜や木の実を拾う。 その山の中、出会ったのは、真っ白な髪を持ち赤い瞳を向ける人ではない者だった。 ファンタジーとくくってしまうのはもったいないような作品。 とにかく情景の表現力の高さに感服! 山の稜線、頬を掠める葉、主人公が感じる耳鳴りや動悸すらも伝わってきます。 そして、一筋の光明を届ける最後。 まだ続きがあるのでは? とendの文字を見ても期待してしまいます。 鬼と雛のその後を勝手に想像したくなる、そんなお話です。
- 福沢 御崎
文才が溢れている。 . 描写が凄く綺麗で、大好きな作品です。 状況がすんなりと頭に入るところが、 凄く魅力的で、素敵です!! 夢中でページを開いてしまう。 続きが気になるのに、終わり。 もどかしさもある作品だなと思いました それがこの作品の良さですが! 鬼の雰囲気が、"鬼"というよりかは、 神、大地を揺るがす神のように 感じました。 とにかく凄いとしか言い様がない。 現実にありそうで、ない。 そんな作品です。 おすすめです^^