作品コメント
4件
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- キシル
奥深い世界
「命」に対して考えさせられる作品だと思いました。
どこか懐かしい文体であり、その世界観は読者に、想像の幅を与えてくれるものです。
老若男女関係なく、読んで欲しい作品です。
しっかりと訴えてくる作品です。 - 乾口民
優しく色付くダークな世界
序盤から終盤まで、優しく、切なく続く語りべは、昔幼い頃に読んだ昔話や、小学校の図書館で読み耽った物語たちを思い返させる。
話は夢際で揺れ動く少年・ケンタの話。
おかあさんの胎内を蝕む闇色の悪魔に立ち向かうという、何処かメルヘンで、且つダークな世界観が感じ取れる。
あとがきを除いてたった15頁の短篇作品で、読者に対して、「生」や「死」、「愛」を直接的に投げかけてくることに読後に考えさせられる。
自分のおかあさんが悪魔に殺られそうになった時―――、あなたは助けるかい?私は命を捨て去る事になろうとも、迷わず助けるよ。 - あ~ちゃん
奥深き
ちょっと切ない命の話…
と、僕は解釈しました。
短く纏められたなかにも、奥深き独特の世界観が漂う作品だと思います。
とても読みやすいうえに、とても読み応えがあります。
読んで『感じる』作品です。 - 伯修佳
澄んだ湖の様な凛とした作品
短篇でクオリティの高い作品を 作るのは、長編より難しいと思います。
この作品のすごい所は、本編わずか15ページで、しかも1ページの字数が少ないにも関わらず、読み手に何通りもの解釈と、世界観を与えてくれる点でしょう。
読みやすいけれども、諸所に作者の工夫が散りばめられた、決して簡易ではない作品です。正直、いい意味で唸りました。
ただ、ラストの印象は意見の別れる所かと思います。
皆さんの心にはどう映るか…ぜひ読んでお確かめ下さい。