作品コメント

福子

2008年11月16日

奇跡
私は、学校で教わるずっと前に、母から、私たちが命を得るのは奇跡なんだと教えてもらった。


何度も、何度も。

繰り返し、繰り返し。


『命は大切』だなんて、そんな表面だけの言葉では、どんな風に大切なのかまでは伝わらない。



どうか、この物語を読む時は、自分の身に置き換えて欲しい。


あなたの中に、命が宿るという奇跡を…。

ずっしりと染み込む
命の大切さとその偉大さ。

お腹に宿った無抵抗な命を簡単に手放すことが出来るこのご時世に、深い疑問と嫌気を感じていました。


ずっしりと重厚、いい意味で重い何かが心に染み渡る、素敵な小説でした。

感慨深く素晴らしいです
「命は大事」と誰も
が当然として言うこ
とが当たり前になっ
てしまっている今
日。当然とすること
が前提になり、か
えってその意味が薄
められているのでは
ないかとの疑問が起
こる中で、この作品
は淡々とした語りの
中に命の意味を示し
てくれている作品と
いえるでしょう。

とても考えさせてくれる作品
「命」というものの尊さを考えさせてくれる作品だと思います。

今の若い人は、きっと後先なんて何も考えてないんでしょうね。

簡単に「堕ろす」って言うけれど、その事の持つ意味の全てを知っているのだろうか、と。

それは「命」を捨てる事であり、自分の持つ「命」と全く同じものであり、体にも悪影響を及ぼすものであり、世の中には願っても「命」を授けてもらえない人もいたり……。

それら全てを分かった上で、考えて答えを出して欲しいとこの作品を読んで思いました。

この作品を読めば、そういったものの全てが分かるでしょう。

「命」を授かった人に是非読んで頂きたい作品です。

深い
読み終えた後、切なさが残りました。
今の世の中、人間だけぢゃなく動物に対しても、命を粗末に扱う人が増えています。

命の意味・自分が何故ここにいて笑っていられるか…

もっと１人ひとりが、深く深く考えなければいけない問題だと思います。


切ないけど素敵な小説です♪


愛莉さん♪
これからも頑張って下さいね(*^^*)

悲しすぎます…
今の若い子は『自分は妊娠なんかしない』と勝手に思いこんでいるんですよね。


私もそうだったから……


悲しくて寂しくて涙が溢れてきました


あの時の私の赤ちゃん……
今どこにいるのかな…


今では三人の子供のママですが、
長男が産まれた時も
次男が産まれた時も
長女が産まれた時も
この子があの時の赤ちゃんの産まれ変わりでありますようにって、毎回願ってしまいました。



小さな命がこれ以上犠牲になりませんように……


とてもいいお話しでした！

どうしてだろう。
言葉が出なくて、代わりに胸が一杯で、涙がじわってにじみます。

大切な事で、だけど、現実で。

思って考えて、知っている事だけじゃなくて。

言葉がうまくまとまらないのですが、ショートムービーを見ていたみたいに色んな立場で物語を見せてもらった感じがします。

凄く気持ちがぐるぐる動いたり、静かなまま波紋を感じたり。
沢山の人に読んで欲しいです。
できるだけ、沢山の人にこの気持ちを味わって欲しいし、物語を受けて、動く気持ちを感じてもらいたいです。