あの日も、変わらず桜は舞っていた───懐かしい記憶、命の重さ、人を愛することを思い出す。新撰組との出逢いが、私を変える。


「おいで………」


知らない声に導かれて

やってきたのは幕末でした。


「あなたは誰…?」

「ちょっと待って、僕のこと……」

「は?おまえは俺の所有物だろ?」

「いい加減思い出せよ!俺は……!」



初めて知った大切なこと。

人の命の儚さも、人を守るための剣も、愛することの喜びも、信じることの強さも。



桜。


一言で言えば、あなたは桜。



いつまでも咲き誇ることのない、

一瞬だけの命………


だからこそ、私は。



あなたを守るために、

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ここに戻ってきたんだろう────。