「こえが聴こえるから、視えるんだ」それは、妖怪が視える他人不信の少女とその妖怪たちが紡ぐ泡沫の物語「耳を澄ませば、聴こえてくるでしょう?」
私の日常は異常だった
ある日の出会いは、偶然
-いいや、それは必然で
ただ、退屈だっただけなのに
自由や、愛など
望んだとしたところで手には入らないのだ
嗚呼、
「あなたは、だぁれ?」
それは、愛を忘れた少女と妖怪たちが紡ぐ
儚く、哀しい泡沫の物語
「耳を澄ましたら、聴こえてくるでしょう?」