私と貴方と泡沫と 【連載中】

作者萬屋雪桜

「こえが聴こえるから、視えるんだ」
それは、妖怪が視える他人不信の少女と
その妖怪たちが紡ぐ泡沫の物語
「耳を澄ませば、聴こえてくるでしょう?」

    私の日常は異常だった





ある日の出会いは、偶然



     -いいや、それは必然で



ただ、退屈だっただけなのに



自由や、愛など




望んだとしたところで手には入らないのだ




嗚呼、




    「あなたは、だぁれ?」




それは、愛を忘れた少女と妖怪たちが紡ぐ




儚く、哀しい泡沫の物語




「耳を澄ましたら、聴こえてくるでしょう?」