作品コメント
ログインすると作品コメントが投稿できます
- カロン
陰
文章力[85/100]
構成力[80/100]
夏らしさ[75/100]
流れる空気感と構成がよかったと思います。 - のわーる
美しく哀しい夏
哀しみ、憤り、惨たらしさ、無力感、喪失感……様々な感情が、夏の鮮烈な風景と共に読む者の記憶に刻み込まれます。 - の子
もう心は、
文章力[75/100]
構成力[70/100]
夏らしさ[80/100]
ところどころの比喩がうまく、いいなと思った。しかし、やや、後半からの展開が早すぎるんじゃないか、と感じました、ちょっともったいなかった。
あかりは復讐をするつもりだったのだろうか。若い主人公はこの先ずっと癒えることのない深い傷を心に抱えたまま、延々と生きていくのだな、とおもうとやりきれないです。 - 珊瑚島
蠢く夏の陰
祭りの夜、それは明るく楽しい夏の姿。
けれども、一歩そこから外れると、生ぬ
るい湿気を含んだ不気味な夏陰に覆われ
る。
丁寧に描かれているからか、後半は毒々
しい濃密な闇に、自分も絡め取られてし
まうような錯覚に襲われながら読み進め
ました。
もう、心の壊れてしまった彼はきっと。
これからも、アカリの重みを背負って生
きてゆくのでしょう。
夏陰、その濃密さを堪能いたしました。
オススメの作品です。 - あかる
冷ややかな夏
評定 [70/100]
情景描写がとても丁寧で、物語に入り込みやすかったです。
主人公は壊れた自身の心を抱えて、今後どのように生きていくのか。
いろいろと考えさせられるお話でした。 - 塩見 悟
美しく残酷な
楽しい祭り。
だが物語を読み終えたそこに、残るものは決して明るく楽しいものではない。
夏らしい息苦しさと共に、やりきれなさを余韻に残す締めの言葉から、息苦しさを感じる作品でした。
評点[85/100] - 千蓮
夏、陰る。
評点[85/100]
情景描写が細かく丁寧で、映像がありありと浮かびました。
お祭りの華やかさと事件との対比が印象的。
まさに夏陰というタイトルが、この作品の全てを物語っているような気がします。