『私は妹を殺した、殺人犯なんです』
クラスメイトの安藤梓は、静かなHRの中でそう言い放った。
静寂の中、安藤が鞄から取り出したのは妹の『手』だった。
小さな村で起こった、普通の女子高生が妹を殺すという大きな事件。
そして村に蔓延る昔からの習わし。
それは、極悪犯への極刑だった。