籠の中の蝶々

作者涙喜


自分にとって、其れが無害なのか有害なのかなんて分からない。


ただ、何も知らなくて良いし何も欲しくない。



だから、彼女を監禁する事にした。





――平成7年3月20日


刑事からの質問に、菊池幸夫は途切れ途切れになりながらも上の様に語った。






此れは、一人の少女を誘拐・監禁・殺人…そしてその肉を食べる迄の、菊池幸夫という犯人の経緯を語ったお話し。





※フィクションです。




グロ表現多々有り‐カニバリズム