結記芽
自分の中の異性
共感しました。
だからこそ、先が読めました。みんな一回くらいはあると思う。思春期や青年期、『まぢ死にたい』とか呟くこと。
そんな時に私は、自分の中に異性がいて嘲笑うのです。女々しさや、くだらなさを。
この話も、そんな印象を持ちました。
生への執着を捨てたい、捨てきれない。
それを恥ずかしく思いながらも、
そんな一生を暖かく振り返り
自分は『生きたがり』だったとさえ思い、
寿命という奇跡をむかえること。
ラストのおやすみなさいが印象的。
『僕の中の眠れるワタシ』なんだろうなと思いました。